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"届けよう、服のチカラ"プロジェクト 日本から世界に届く、子どもたちの想い

ストーリー

"届けよう、服のチカラ"プロジェクト 日本から世界に届く、子どもたちの想い

2025年3月11日
Fukuno Chikara Award

2月にファーストリテイリングの有明本部で行われた「“届けよう、服のチカラ”アワード」の最終審査

ユニクロやジーユーなどを展開するファーストリテイリングがUNHCRと連携して取り組む「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」を知っていますか。

難民に服を届ける活動を、あなたの学校でも。

日本全国の学校と協力して、世界の難民の子どもたちに服を届ける――。このプロジェクトが始まったのは2013年。これまでに全国から4,315校、のべ47万人の子どもたちが参加し、約638万着の子ども服が海を渡りました。

活動内容は、まず6月20日の「世界難民の日」を中心に、近隣のユニクロ・ジーユーの店舗スタッフが参加校を訪問し、難民問題や服のチカラについて出張授業を行います。その授業を通じて得た学びをもとに、子どもたちはアイデアを出し合いながら、校内や地域で着なくなった子ども服を集める活動を進めます。集められた服はファーストリテイリングが仕分けを行い、UNHCRを通じて難民の子どもたちに届けられる、という流れです。

11年目に突入した2024年には、全国47都道府県から733校、約6万8,000人の児童・生徒が参加し、98万着もの服が集まりました。

そして2月上旬、この1年で特に優れた取り組みを行った学校を表彰する「“届けよう、服のチカラ”アワード」が開催され、ファーストリテイリングの有明本部で最終審査が行われました。

最終審査に残ったのは、2024年の参加校から選ばれた小学校、中学校、高校のそれぞれ2校ずつ。審査員の前で壇上に立ち、参加に込めた想いや工夫した点、苦労したこと、さらにプロジェクトを通じて得たことについて、緊張しながらも一生懸命に発表しました。

Fukuno Chikara Award

今回、最優秀賞に選ばれたのは、岐阜県立海津明誠高等学校。生活デザイン科保育コースの3年生を中心としたチームです。普段から、実習などを通して子どもたちと関わる機会が多い生徒たち。将来に向けて、日本だけでなく、世界の子どもたちにも目を向け、保育者としての視点や社会の一員として広い視野をもつきっかけにしたい、という思いで、このプロジェクトへの参加を決めました。

子育て世代には30代が多いと分析し、その世代に親しみやすいデザインを考えてポスターを制作。校内でプロジェクト参加について説明し、近隣のこども園や市役所、地域のお祭りでも協力を呼びかけるなど、幅広い活動を展開しました。また、学校のウェブサイトで連載記事を発信したり、地方紙や市報の取材を受けたりと、自分たちの想いや服を届ける先の難民の子どもたちの現状について伝え続け、約8,000着を集めることができました。生徒たちは「大変なことも多かったけれど、周囲の助けを得ながら地域とつながり、一人ひとりが輝くことができたと実感しました」と、受賞の喜びを語りました。

Kaizumeisei

そして、UNHCR特別賞を受賞したのは明石市立和坂小学校。活動で特にユニークだったのは、参加した児童たちが掲げた「ハチドリのひとしずく大作戦」です。これは、南米の先住民に伝わる「ハチドリのひとしずく」という物語にインスピレーションを得たもの。物語のなかで、火事を消すために奔走するハチドリの言葉「私は、私にできることをしているだけ」というメッセージを胸に、世界の難民の子どもたちのために自分たちに何ができるかを真剣に考えました。

このメッセージを伝えるために、全校集会を開いたり、近隣の保育園でクイズ形式で難民問題や服のチカラについて伝えたり、「ハチドリのひとしずく」の寸劇などを通じて、小さな行動を積み重ねることの大切さを訴えました。その結果、集まったのは、体育館を埋め尽くす段ボール31箱分もの子ども服でした。「周りの人の協力を実感できて、ハチドリが増えていると感じた」と児童たち。この厳しい時代にこそ、原点に立ち返ることを大切にしたことが評価されました。

Wasaka

審査員を務めたファーストリテイリングの新田幸弘グループ執行役員は、「服を扱う企業として、ただ服を作って販売するだけでなく、皆さんが集めてくれた服をしっかり届けていきたいとあらためて思いました。このプロジェクトから生まれる『服のチカラ』が、難民の子どもたち、そして多くの人々の幸せにつながることを願っています」とコメントしました。

今年も「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」は、6月20日の世界難民の日にあわせてスタート予定。もしかすると、あなたの街にも取り組んでいる学校があるかもしれません。ぜひご注目いただき、ご協力よろしくお願いいたします。

Fukuno Chikara Award

最優秀賞を受賞した海津明誠高等学校の生徒とファーストリテイリングの新田グループ執行役員